ちりめんじゃこ(シラス)漁は年間を通じて販売が好調です。
雨でシラスが干せないかぎり、出漁します。(忙しい)
主に四国・九州で漁獲されますが、東海、関東方面でも水揚げされています。
本日は、ちりめんじゃこ(シラス)漁とその求人を紹介するとともに、望ましい資格とされる小型船舶免許についてお伝えします。
目次
ちりめんじゃこ(シラス)漁
ちりめんじゃこは関西での呼び名で、茹で上げた状態の物を「ちりめんじゃこ(かまあげ)」、茹で上げた状態の物をさらに乾燥させたものを「ちりめんじゃこ(上乾:じょうぼし)」として別の商品として売られている。関東ではシラス干しと呼ばれ生乾きの状態で出荷されていたが、現在ではその区別はあいまいになってきている。京都では「ややとと」とも言う。
春から秋はカタクチイワシの仔魚、冬季はマイワシやウルメイワシの仔魚が漁獲されます。
季節によってスーパーなどで売られているシラス(イワシ)は、種類が異なります。
これらのイワシの稚魚ですが、いたみがはやいので漁獲したその日のうちに製品化します。
漁獲したあと加工場で茹で上げて、天日で半乾燥させるまで一気に行うのです。
天日乾しできないような天候でしたら、出漁しません。
出漁漁~干すまで
漁にでてから、製品出荷まで多くの作業(プロセス)があります。
シラス漁
網を引いたあと、シラス網を引揚げます。
水揚げされたちりめんじゃこ(シラス)は、茹でて天日乾しします。
求人の例(年齢不問のシラス漁)
漁船作業及び養殖作業員(2018/4/23アクセス)
漁船作業及び養殖作業員 - 有限会社 濱田水産の求人- 西予市 | Indeed (インディード)
事業所名:有限会社 濱田水産
事業内容:ちりめん・しらすを漁から加工・販売まで行っています。真鯛の養殖を自家製モイスト(飼料)で行っています。ひじき漁の加工・販売も行っています。
職種:漁船作業及び養殖作業員
年齢:不問
月給:150,000円~200,000円
定年制:なし
従業員数:2名
採用人数:1名
仕事の内容:宇和海において、5t未満の漁船に2~3名で乗船し、
ちりめん漁に従事していただきます。
ちりめん漁のない時期は、養殖の餌やりやひじき漁、
出荷の作業、網の繕い等を行っていただきます。
学歴:不問
経験:不問
必要な免許・資格:普通自動車免許(AT限定可)
小型船舶免許(あれば尚良い)
小型船舶免許のとり方
この免許は名前が変わったり、級が増えたり統合されたりと、変遷が激しくて、ある意味気の抜けない資格です。
現状では、以下のように区分されています。(Wikipediaより)
免許の種類 | 操縦できる船の大きさ | 航行区域 | 取得可能年齢 |
---|---|---|---|
一級小型船舶操縦士 | 総トン数20トン未満または特定の条件を満たす全長24m未満 | 制限無し | 満18歳以上(満17歳9か月より受験可能) |
二級小型船舶操縦士 | 総トン数20トン未満または特定の条件を満たす全長24m未満 | 平水区域および海岸から5海里(約9km)以内 | 満16歳以上(満15歳9か月より受験可能) |
特殊小型船舶操縦士 | 水上オートバイ | 制限無し | 満16歳以上(満15歳9か月より受験可能) |
漁業で歓迎されるのは、二級小型船舶操縦士でして、20トン未満又は24メートル未満の船舶の操縦ができる資格です。
20トン未満の船舶とは写真下のようなものとなります。
資格のとり方
資格は、いきなり試験をうける方法と、講習を受けて修了試験を受ける方法があります。
国家試験ダイレクト受験
ほぼ不可能です。
というのは、学科試験と実技試験があるのですが、実技試験の練習を個人が行うと無免許運転になるからです。
(法律が適用されない海域まで行って、有資格者の指導監督のもとで練習する必要しなければなりません。)
DVDの教材で勉強して合格する人もいるようですが・・・
国家試験免除講習
漁業大国日本というだけあって、講習に区分されるものは以下の三つのものがあります。
ありますけど、現実的なのは①だけです。
①民間の教習所(登録小型船舶教習所)
二級だと学科・実技講習料が約7万円也。
受験申請料と実技試験漁とかなんかで3万円ほどかかって、合計10~15万円程度です。
日数としては、4~5日かかります。
② 水産・海洋系高校
学校の課程の授業を受けるので費用はかかりません。
そのかわりというか卒業しないと資格はもらえません。
海上自衛隊第1術科学校が海上自衛官に対して、海上保安大学校と海上保安学校が海上保安官に対して教育しています。