100歳時代のシニアの職と資格

人生100年時代のシニアの就職・求人・資格についてお伝えします。

シラス漁,年齢不問,求人あるで, 小型船舶免許歓迎やで

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ちりめんじゃこ(シラス)はイワシの稚魚です

ちりめんじゃこ(シラス)漁は年間を通じて販売が好調です。

雨でシラスが干せないかぎり、出漁します。(忙しい)

主に四国・九州で漁獲されますが、東海、関東方面でも水揚げされています。

 

本日は、ちりめんじゃこ(シラス)漁とその求人を紹介するとともに、望ましい資格とされる小型船舶免許についてお伝えします。

 

目次

 

 

ちりめんじゃこ(シラス)漁

ちりめんじゃこは関西での呼び名で、茹で上げた状態の物を「ちりめんじゃこ(かまあげ)」、茹で上げた状態の物をさらに乾燥させたものを「ちりめんじゃこ(上乾:じょうぼし)」として別の商品として売られている。関東ではシラス干しと呼ばれ生乾きの状態で出荷されていたが、現在ではその区別はあいまいになってきている。京都では「ややとと」とも言う。

Wikipediaより 

春から秋はカタクチイワシの仔魚、冬季はマイワシやウルメイワシの仔魚が漁獲されます。

季節によってスーパーなどで売られているシラス(イワシ)は、種類が異なります。

 

これらのイワシの稚魚ですが、いたみがはやいので漁獲したその日のうちに製品化します。

 

漁獲したあと加工場で茹で上げて、天日で半乾燥させるまで一気に行うのです。

天日乾しできないような天候でしたら、出漁しません。

 

出漁漁~干すまで

漁にでてから、製品出荷まで多くの作業(プロセス)があります。

 

シラス漁

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2隻で囲みこむように引き網します
 網を引いたあと、シラス網を引揚げます。

徳島県小松島市和田島漁協のみなさんです。

www.youtube.com

 

水揚げされたちりめんじゃこ(シラス)は、茹でて天日乾しします。

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水揚げされたちりめんじゃこ(シラス)

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ゆでたものを広げています。天日干しします。

 

求人の例(年齢不問のシラス漁)

漁船作業及び養殖作業員(2018/4/23アクセス)

漁船作業及び養殖作業員 - 有限会社 濱田水産の求人- 西予市 | Indeed (インディード)

事業所名:有限会社 濱田水産

所在地:愛媛県西予市

 

事業内容:ちりめん・しらすを漁から加工・販売まで行っています。真鯛の養殖を自家製モイスト(飼料)で行っています。ひじき漁の加工・販売も行っています。

 

職種:漁船作業及び養殖作業員 

年齢:不問

 

月給:150,000円~200,000円

定年制:なし

 

従業員数:2名

採用人数:1名

 

仕事の内容:宇和海において、5t未満の漁船に2~3名で乗船し、
ちりめん漁に従事していただきます。
ちりめん漁のない時期は、養殖の餌やりやひじき漁、
出荷の作業、網の繕い等を行っていただきます。

 

学歴:不問

経験:不問

 

必要な免許・資格:普通自動車免許(AT限定可)
小型船舶免許(あれば尚良い)

 

小型船舶免許のとり方

この免許は名前が変わったり、級が増えたり統合されたりと、変遷が激しくて、ある意味気の抜けない資格です。

 

現状では、以下のように区分されています。(Wikipediaより)

免許の種類 操縦できる船の大きさ 航行区域 取得可能年齢
一級小型船舶操縦士 総トン数20トン未満または特定の条件を満たす全長24m未満 制限無し 満18歳以上(満17歳9か月より受験可能)
二級小型船舶操縦士 総トン数20トン未満または特定の条件を満たす全長24m未満 平水区域および海岸から5海里(約9km)以内 満16歳以上(満15歳9か月より受験可能)
特殊小型船舶操縦士 水上オートバイ 制限無し 満16歳以上(満15歳9か月より受験可能)

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水上オートバイ、二級小型、一級小型の沿岸からの距離による区分

漁業で歓迎されるのは、二級小型船舶操縦士でして、20トン未満又は24メートル未満の船舶の操縦ができる資格です。

20トン未満の船舶とは写真下のようなものとなります。

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この船は15トン未満です。

資格のとり方

資格は、いきなり試験をうける方法と、講習を受けて修了試験を受ける方法があります。

国家試験ダイレクト受験

ほぼ不可能です。

というのは、学科試験と実技試験があるのですが、実技試験の練習を個人が行うと無免許運転になるからです。

 

(法律が適用されない海域まで行って、有資格者の指導監督のもとで練習する必要しなければなりません。)

 

DVDの教材で勉強して合格する人もいるようですが・・・

 

国家試験免除講習

漁業大国日本というだけあって、講習に区分されるものは以下の三つのものがあります。

ありますけど、現実的なのは①だけです。

 

①民間の教習所(登録小型船舶教習所)

  二級だと学科・実技講習料が約7万円也。

  受験申請料と実技試験漁とかなんかで3万円ほどかかって、合計10~15万円程度です。

  日数としては、4~5日かかります。

 

② 水産・海洋系高校

  学校の課程の授業を受けるので費用はかかりません。

  そのかわりというか卒業しないと資格はもらえません。

 

③ 官公庁(  防衛省海上保安庁 )

    海上自衛隊第1術科学校海上自衛官に対して、海上保安大学校海上保安学校海上保安官に対して教育しています。

 

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われも大漁なり