以前は高速道路というと「お金持ち」しか通らない、あるいは工場関係・貨物輸送関係のトレーラーが走るところというイメージがありました。(古すぎ)
今どきの高速道路は海外旅行とおんなじで、特定の人だけが使うものではなく一般市民の生活必需品となっています。
首都圏、関東地域の高速道路は、2020年の東京オリンピックに向けて、施設の建設、交通網の整備が進められていて、いわゆる土木ラッシュ・道路工事ラッシュとなっています。
目次
高速道路で行われている業務
日常の運用では、高速道路のゲートで料金の徴収していて、現金で通行料金を支払うときに料金所で人が働いているのを目にします。
それから、道路工事が行われるときは、赤いコーンが置かれて発煙筒が点けられ、警備の人が大きめの旗を振っています。
ほかにも、高速道路の補修ための点検や補修工事がひんぱんに行われますので、工事関係者、警備関係者が作業にあたります。
高速道路で行われている通常業務と実施機関
① 交通渋滞に関する情報の表示・放送-道路交通情報センター
② 気象や災害、事故による交通規制の表示・.放送-道路交通情報センター
③ 料金徴収、道路への出入りの管理 - 警備会社
④ 高速道路及び高速道路内の諸施設の点検 -国土交通省又は委託を受けた警備会社
⑤ 工事時、事故発生時の警備・交通規制 - 警備会社
高速道路のメンテナンスの必要性
高速道路の寿命は、その通行料にもよりますが、首都高などの表面塗装は3年といわれています。
舗装表面のちりを吸引する技術が進歩して、耐用年数が15年前後に伸びたともいわれています。
トンネルや橋脚などのコンクリート部分は、40年といわれています。
これらの部分は、つねに応力を受けていて(しなっていて)、振動も大きいため、定期的に点検しなければなりません。
これらの路面や構造体(橋、トンネル)の定期点検は、主に道路整備事業団が交通量の情報・交通事故の情報を把握しながら行うことになります。
国土交通省やNEXCO東日本などが直接すべての点検作業を行うわけではなく、通常警備会社が点検業務を請け負います。
工事や事故のときの車線規制を土木建設会社と連携して行っているので、まあ、いっしょにできるというところです。
関東では北関東自動車道が開通し、さらに環状8号トンネル開通、埼玉北本区間の開通による八王子方面との連結などが次々と完成しています。
また一方で、建設時期が古い首都高、東名高速、第三京浜などは交通量が多い分消耗も激しく、年中工事をしています。
高速道路の施設点検の求人
その1 首都高速の補修工事 本線規制設置業務
木場公共職業安定所(2018/4/4)
事業所名:合同会社 セイフティパワー
事業内容:首都高速道路の補修工事、本線規制設置業務、塗装及び下地補修
職種:首都高速道路規制業務・運転業務(軽作業あり)
仕事の内容:首都高速道路(各所)での運転業務
本線規制の設置、作業場所の確保
(首都高速道路の業務なので、安定して仕事があります。)
雇用形態:正社員
賃金:日給 13,000円~18,000円
月額(概算)=日給×21.6日
必要な経験等:不問
必要な免許・資格:準中型自動車運転免許
大型免許所持者優遇
学歴:不問
定年:なし
その2 高速道路フィールドエンジニア
フィールドエンジニア - 有限会社 志賀プロジェクトの求人- 千代田区 岩本町 | Indeed (インディード)
必須の免許又は資格:普通二輪免許
求人の応募に当たって注意したい点
夜間の勤務もある。
交通渋滞に対する配慮から、夜間工事をおこなう行う場合が多いからです。
とくに安全に留意する必要がある
高速道路では、特に夜間において、ドライバーがまぶしい光に幻惑されて視界が不良になったにもかかわらず、減速せず突っ込んでくることがあります。
夜間において目に入ってくる情報が少ないことから、対応が遅れてしまうのです。
この求人の誘われるところ
給料が比較的よい。
夜間勤務、通勤がそれほど便利でないこともありますが、いいと思います。
そして就業時間が決まっていて残業はありません。
対人ストレスがない。
業務で相手にするのは道路、トンネルです。
これらの破損箇所を調べたり、工事の前後にコーンを置いたり、片づけたりするほか、工事中の事故防止警備が仕事になります。
職場内やグループ内の人間関係はありますが、 まったく気が楽だとのことです。